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【判例】傷害保険普通保険約款において保険金の支払事由として定められた「外来の事故」(平成25年4月16日最高裁)傷害保険普通保険約款において保険金の支払事由として定められた「外来の事故」

(平成25年4月16日最高裁)

事件番号  平成23(受)1043

 

この裁判では、

吐物の誤嚥は傷害保険普通保険約款において

保険金の支払事由として定められた

「外来の事故」に該当するかについて

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

本件約款は,保険金の支払事由を,

被保険者が急激かつ偶然な外来の事故によって

その身体に傷害を被ったことと定めている。

 

ここにいう外来の事故とは,その文言上,

被保険者の身体の外部からの作用による

事故をいうものであると解される

(最高裁平成19年(受)第95号同年7月6日

第二小法廷判決・民集61巻5号1955頁参照)。

 

本件約款において,保険金の支払事由である事故は,

これにより被保険者の身体に傷害を

被ることのあるものとされているのであるから,

本件においては,Aの窒息をもたらした吐物の誤嚥が

これに当たるというべきである。

 

そして,誤嚥は,嚥下した物が食道にではなく

気管に入ることをいうのであり,

身体の外部からの作用を当然に伴っているのであって,

その作用によるものというべきであるから,

本件約款にいう外来の事故に該当すると解することが相当である。

 

この理は,誤嚥による気道閉塞を生じさせた物が

もともと被保険者の胃の内容物であった

吐物であるとしても,同様である。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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