廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反

(平成14年7月15日最高裁)

事件番号  平成13(あ)817

 

最高裁判所の見解

1 有限会社A(被告人株式会社Bの平成9年4月23日の

組織変更前の商号。以下「被告会社」という。)は,

愛媛県知事から産業廃棄物の中間処分(焼却,破砕)の許可を受け,

産業廃棄物の処理等を営んでいた。

 

2 被告人Cは,被告会社の代表取締役であったところ,

従業員2名と共謀の上,被告会社の業務に関し,

平成8年8月23日ころから同年9月5日ころまでの間,

24回にわたり,搬入された産業廃棄物約91.1tを

中間処分を行う産業廃棄物処理施設の斜面に放出し,

その上に残土,真砂土を振りかけ,それらを混合したり,

地固めするなどして,原状に復するのが困難な状態にした。

 

以上の事実関係の下では,

放出された産業廃棄物の量及びその状態からみて,

被告人Cは,当該産業廃棄物を上記斜面付近の

地表及び地中の一部を形成する状態に至らせて,

埋立処分の事業を行ったものと認められるから,

同被告人は,廃棄物の処理及び清掃に関する法律14条の2第1項に違反して,

被告会社の事業の範囲を変更したというべきである。

 

したがって,これと同旨の原判決は,正当として是認することができる。

よって,刑訴法414条,386条1項3号により,

裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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