主張立証責任

(平成19年7月6日最高裁)

事件番号  平成19(受)95

 

この裁判では、

災害補償共済規約が

「被共済者が急激かつ偶然の外来の事故で身体に傷害を受けたこと」

を補償費の支払事由と定めている場合,補償費の支払を請求する者は,

被共済者の傷害が同人の疾病を原因として

生じたものではないことの主張立証責任を負うかについて

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

事実関係等によれば,本件規約は,補償費の支払事由を被共済者が

急激かつ偶然の外来の事故で身体に傷害を受けたことと定めているが,

ここにいう外来の事故とは,その文言上,

被共済者の身体の外部からの作用

(以下,単に「外部からの作用」という。)による

事故をいうものであると解される。

 

そして,本件規約は,この規定とは別に,

補償の免責規定として,

被共済者の疾病によって生じた傷害については

補償費を支払わない旨の規定を置いている。

 

このような本件規約の文言や構造に照らせば,請求者は,

外部からの作用による事故と被共済者の傷害との間に

相当因果関係があることを主張,立証すれば足り,

被共済者の傷害が被共済者の疾病を原因として

生じたものではないことまで主張,

立証すべき責任を負うものではないというべきである。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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