仮換地の指定が照応の原則を定める土地区画整理法89条1項

(平成24年2月16日最高裁)

事件番号  平成23(行ヒ)166

 

この裁判は、

仮換地の指定が照応の原則を定める

土地区画整理法89条1項に違反しないとされた事例です。

 

最高裁判所の見解

(1) 土地区画整理事業の施行者は,

法98条1項に基づいて仮換地を指定する場合において,

法89条1項所定の基準を考慮してしなければならないところ(法98条2項),

土地区画整理は,施行者が一定の限られた施行地区内の宅地につき,

多数の権利者の利益状況を勘案しつつ

それぞれの土地を配置していくものであり,また,

仮換地の方法は多数あり得るから,

具体的な仮換地の指定を行うに当たっては,

法89条1項所定の基準の枠内において,

施行者の合目的的な見地からする裁量的判断に

委ねざるを得ない面があることは否定し難いところである。

 

そして,仮換地の指定は,指定された仮換地が,

土地区画整理事業開始時における従前の宅地の状況と比較して,

同項所定の照応の各要素を総合的に考慮してもなお,

社会通念上不照応であるといわざるを得ない場合においては,

上記裁量的判断を誤った違法のものと判断すべきである

(最高裁昭和63年(行ツ)第104号平成元年10月3日

第三小法廷判決・裁判集民事158号31頁参照)。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

判例をわかりやすく解説コーナー


スポンサードリンク