保釈保証金没取請求事件

(平成22年12月20日最高裁)

事件番号  平成22(す)463

 

この裁判では、

保釈された者が実刑判決を受けた後,逃亡等を行ったが

判決確定前にそれが解消された場合に

刑訴法96条3項により保釈保証金を没取することができるかについて

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

刑訴法96条3項は,その文理及び趣旨に照らすと,

禁錮以上の実刑判決が確定した後に逃亡等が行われることを

保釈保証金没取の制裁の予告の下に防止し,

刑の確実な執行を担保することを目的とする規定であるから,

保釈された者が実刑判決を受け,その判決が確定するまでの間に

逃亡等を行ったとしても,判決確定までにそれが解消され,

判決確定後の時期において逃亡等の事実がない場合には,

同項の適用ないし準用により保釈保証金を没取することはできないと

解するのが相当である。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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