保釈請求却下の裁判に対する準抗告棄却決定に対する特別抗告事件

(平成17年3月9日最高裁)

事件番号  平成17(し)110

 

最高裁判所の見解

本件公訴事実は,「被告人は,Aと共謀の上,みだりに,

平成17年1月10日,東京都中野区ab丁目c番d号先路上において,

大麻を含有する樹脂状固形物約1.153グラムを所持した。」

というにあるが,一件記録によれば,上記大麻を

所持していて現行犯逮捕されたAは,

被告人との共謀による所持である旨を供述し,

被告人自身も,勾留質問,検察官の弁解録取の際には

犯行の概略を認めて調書に署名指印したこと,

被告人は,これまでに前科前歴がなく,家族と同居し,

芸術大学を目指して受験勉強中であり,現在,

大学入学試験の期日が目前に迫っていること等の事情が存在する。

 

以上のような本件事案の性質,その証拠関係,被告人の身上経歴,

生活状況などに照らすと,保釈請求を却下した原々審の裁判及び

これを是認した原決定には,裁量の範囲を逸脱し,

刑訴法90条の解釈適用を誤った違法があり,

これを取り消さなければ著しく正義に反するものと認められる。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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