債権仮差押命令保全異議申立て

(平成21年8月12日最高裁)

事件番号  平成20(許)49

 

この裁判では、

債権の管理又は回収の委託を受けた弁護士が,

その手段として本案訴訟の提起や保全命令の申立てをするために

当該債権を譲り受ける行為の私法上の効力について

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

債権の管理又は回収の委託を受けた弁護士が,

その手段として本案訴訟の提起や保全命令の申立てをするために

当該債権を譲り受ける行為は,他人間の法的紛争に介入し,

司法機関を利用して不当な利益を追求することを目的として

行われたなど,公序良俗に反するような事情があれば格別,

仮にこれが弁護士法28条に違反するものであったとしても,

直ちにその私法上の効力が否定されるものではない

(最高裁昭和46年(オ)第819号同49年11月7日

第一小法廷判決・裁判集民事113号137頁参照)。

 

そして,前記事実関係によれば,弁護士である抗告人は,

本件債権の管理又は回収を行うための手段として

本案訴訟の提起や本件申立てをするために

本件債権を譲り受けたものであるが,

原審の確定した事実のみをもって,

本件債権の譲受けが公序良俗に反するということもできない。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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