再審請求を棄却した抗告審の決定に対する再抗告の申立て期間

(平成16年9月17日最高裁)

事件番号  平成16(ク)545

 

最高裁判所の見解

再抗告の申立て期間については,

再抗告の対象となる決定の内容が

即時抗告又は通常抗告のいずれの抗告によるべき性質のものであるかにより,

即時抗告期間内に申し立てなければならないか否かが

定まるものと解するのが相当である。

 

本件再抗告の対象たる原々決定は,

再審請求を棄却した決定であり,

仮にこの決定が再審裁判所でされたものであるとすれば,

それに対する不服申立ては,民訴法345条2項,347条により

即時抗告によるべきであり,したがって,

原々決定の内容は即時抗告によるべき性質のものであるから,

本件再抗告は,同法332条所定の即時抗告期間内に

申し立てなければならないものというべきである。

 

しかるに,相手方の本件再抗告の申立ては,前記のとおり,

相手方が原々決定の決定正本の送達を受けた日から1週間経過後,

すなわち,上記即時抗告期間経過後にされたものであることが明らかである。

 

そうすると,追完を認めるべき事情も記録上何らうかがわれない本件においては,

相手方の本件再抗告は不適法というほかはなく,

原々決定を取り消し再審を開始すべきものとした原決定は,

その余の点について判断するまでもなく,

裁判に影響を及ぼすことが明らかな違法があり,

破棄を免れない。

 

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