刑法157条1項にいう「権利若しくは義務に関する公正証書の原本」

(平成16年7月13日最高裁)

事件番号  平成15(あ)1429

 

最高裁判所の見解

小型船舶の船籍及び総トン数の測度に関する

政令(平成13年政令第383号による改正前のもの)8条の2の

「船籍簿」は,刑法157条1項にいう

「権利若しくは義務に関する公正証書の原本」に当たる。

 

また,同令8条の2により,書換申請に基づき変更された

船籍票の記載内容がそのまま船籍簿に

移記されることが予定されていることからすると,

同令4条1項に基づき新所有者と偽って

内容虚偽の船籍票の書換申請を行うことは,

同法157条1項にいう「虚偽の申立て」に当たる。

 

以上のように解するのが相当であるから,

被告人に対し公正証書原本不実記載罪の成立を認めた原判断は,

結論において正当である。

 

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