刑法26条,刑訴法349条,刑訴法349条の2,刑訴法355条

(平成17年3月18日最高裁)

事件番号  平成16(し)316

 

最高裁判所の見解

刑法26条1号の規定による本件刑の

執行猶予言渡しの取消請求手続において,

被請求人(成人)から刑訴法349条の2第1項に基づく

求意見に対する回答を含む一切の権限の委任を受けたとする

被請求人の母親は,刑訴法355条にいう

「原審における代理人」に該当せず,

本件刑の執行猶予言渡しの取消決定に対して,

被請求人のため即時抗告を申し立てる権限はないと解すべきである。

 

また,反対意見が指摘するように,被請求人の母親は,

上記委任とは別に,被請求人から即時抗告に関する

権限の委任を受けているが,上訴について,

弁護士以外の者による委任代理は明文の規定がない以上

許すべきではないから,母親のした本件即時抗告の申立ては,

この委任に基づくものとしてみても,不適法である。

したがって,これと同旨の原判断は正当である。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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