刑訴法316条の26第1項の証拠開示命令の対象

(平成20年6月25日最高裁)

事件番号  平成20(し)159

 

この裁判では、

罪捜査に当たった警察官が犯罪捜査規範13条に基づき

当該捜査状況等を記録した備忘録は,

刑訴法316条の26第1項の証拠開示命令の対象となり得るかについて

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

犯罪捜査に当たった警察官が

犯罪捜査規範13条に基づき作成した備忘録であって,

捜査の経過その他参考となるべき事項が記録され,

捜査機関において保管されている書面は,

当該事件の公判審理において,

当該捜査状況に関する証拠調べが行われる場合,

証拠開示の対象となり得るものと解するのが相当である

(前記第三小法廷決定参照)。

 

そして,警察官が捜査の過程で作成し保管するメモが

証拠開示命令の対象となるものであるか否かの判断は,

裁判所が行うべきものであるから,

裁判所は,その判断をするために必要があると認めるときは,

検察官に対し,同メモの提示を命ずることができるというべきである。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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