判例違反の主張が事案異とされた事例

(平成6年1月21日最高裁)

事件番号  平成5(し)170

 

最高裁判所の見解

本件抗告の趣意のうち、判例違反をいう点は、

所論引用の判例は、控訴趣意書差出最終日まで

弁護人が全く選任されないままであった事案に関するものであって、

被告人により選任された弁護人がいて同弁護人において

差出最終日までに十分な時間がありながら

控訴趣意書を提出せずに差出最終日の当日になって

辞任したという本件に引用するには適切でなく、

その余は、違憲をいう点を含め、その実質は

単なる法令違反の主張であって、

いずれも刑訴法四三三条の抗告理由に当たらない。

 

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