労働者災害補償保険法に基づく保険給付と社会保険給付の損益相殺的な調整

(平成22年10月15日最高裁)

事件番号  平成21(受)1932

 

この裁判では、

被害者が,不法行為によって傷害を受け,

その後に後遺障害が残った場合において,

労働者災害補償保険法に基づく保険給付を受けたときに,

この社会保険給付との間で損益相殺的な調整を行うべき損害、

被害者が,不法行為によって傷害を受け,

その後に後遺障害が残った場合において,

労働者災害補償保険法に基づく保険給付の支給がされ,

又は支給されることが確定したときに,

損益相殺的な調整に当たって,

損害がてん補されたと評価すべき時期について

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

被害者が,不法行為によって傷害を受け,

その後に後遺障害が残った場合において,

労災保険法に基づく各種保険給付を受けたときは,

これらの社会保険給付は,それぞれの制度の趣旨目的に従い,

特定の損害について必要額を

てん補するために支給されるものであるから,

同給付については,てん補の対象となる

特定の損害と同性質であり,かつ,

相互補完性を有する損害の元本との間で,

損益相殺的な調整を行うべきものと解するのが相当である

(最高裁平成20年(受)第494号・

第495号同22年9月13日第一小法廷判決・

裁判所時報1515号6頁参照)。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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