反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた略式命令に対する非常上告

(平成22年7月22日最高裁)

事件番号  平成22(さ)250

 

この裁判では、

反則行為に当たる速度違反を非反則行為と誤認してされた

略式命令に対する非常上告について

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

一件記録によると,本件違反場所は,

自動車専用道路の指定を受けていた区間内にあるから,

被告人の速度超過は,道路交通法125条1項

(平成16年法律第90号による改正前のもの)により

反則行為となると認められる。

 

したがって,被告人に対しては,同法130条により,

同法127条の通告をし,同法128条の納付期間が

経過した後でなければ公訴を提起することができない。

 

しかるに,室蘭区検察庁検察官事務取扱検察事務官が

上記の反則行為に関する処理手続を経由しないまま

公訴を提起したのであるから,室蘭簡易裁判所としては,

刑訴法463条1項,338条4号により

公訴棄却の判決をすべきであったにもかかわらず,

公訴事実どおり前記事実につき有罪を認定して

略式命令を発付したものであって,原略式命令は,

法令に違反し,かつ,被告人のため不利益であることが明らかである。

 

よって,本件非常上告は理由があるから,

刑訴法458条1号により原略式命令を破棄し,

同法338条4号により本件公訴を棄却することとし,

裁判官全員一致の意見で,主文のとおり判決する。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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