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【判例】家庭裁判所において請求異議の訴えが適法に損害賠償請求の訴えに交換的に変更された場合と新訴の取扱い (平成5年2月18日最高裁)家庭裁判所において請求異議の訴えが適法に損害賠償請求の訴えに交換的に変更された場合と新訴の取扱い

(平成5年2月18日最高裁)

事件番号  平成3(オ)131

 

最高裁判所の見解

家庭裁判所における請求異議の訴えの審理は

民事訴訟によってされるのであるから、

右請求異議の訴えの審理中に民訴法二三二条により

訴えの交換的変更の申立てがされた場合には、

家庭裁判所は受訴裁判所としてその許否を決める権限を有し、

訴えの変更の要件に欠けるところがなければ、これを許した上、

新訴が家庭裁判所の管轄に属さない訴えであるときは、

同法三〇条一項により、新訴を管轄裁判所に

移送すべきものと解するのが相当である。

 

これを本件についてみるに、前示事実関係によれば、

上告人の本件訴えの変更の申立ては、

その要件に欠けるところはないから、これを許すべきであり、

原審としては、第一審判決を取り消した上、

本件損害賠償請求の訴えを記録上管轄を有することが

明らかな神戸地方裁判所に移送すべきであったのである。

 

そうすると、これと異なる原審の前記判断には、

民訴法二三二条及び三〇条一項の解釈適用を誤った違法があり、

その違法が判決の結論に影響を及ぼすことは明らかである。

 

論旨は理由があるから、原判決を破棄し、

第一審判決を取り消した上、当審において

本件訴えの変更を許すこととし、

本件損害賠償請求の訴えを神戸地方裁判所に移送することとする。

 

なお、本件請求異議の訴えは、

当審における本件訴えの変更の許可により終了した。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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