平成7年法律第91号による改正前の刑法197条ノ4

(平成15年1月14日最高裁)

事件番号  平成13(あ)884

 

最高裁判所の見解

私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律73条1項は,

公正取引委員会は,同法違反の犯罪があると思料するときは

検事総長に告発しなければならないと定め,

同法96条1項は,同法89条から91条までの罪は,

同委員会の告発を待って,これを論ずると定めているところ,

公務員が,請託を受けて,公正取引委員会が

同法違反の疑いをもって調査中の審査事件について,

同委員会の委員長に対し,これを告発しないように働き掛けることは,

同委員会の裁量判断に不当な影響を及ぼし,

適正に行使されるべき同委員会の告発及び調査に関する

権限の行使をゆがめようとするものであるから,

平成7年法律第91号による改正前の

刑法197条ノ4にいう

「職務上相当ノ行為ヲ為サザラシム可ク」あっせんすることに

当たると解すべきである。

 

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