弁護人からの証拠開示命令請求の棄却決定に対する即時抗告提起期間の起算日

(平成23年8月31日最高裁)

事件番号  平成23(し)286

 

この裁判では、

弁護人に対し証拠開示することを命じる旨求めた弁護人からの

証拠開示命令請求(刑訴法316条の26第1項)の

棄却決定に対する即時抗告提起期間の起算日について

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

本件証拠開示に関する裁定請求においては,

請求の主体は弁護人であり,

裁定請求が認められた場合に証拠開示を受ける

相手として予定されているのも

弁護人であったものであって,このような請求の形式に加え,

公判前整理手続における証拠開示制度の趣旨,内容にも照らすと,

弁護人において上記の証拠開示命令請求棄却決定を受けたものと解されるから,

同決定に対する即時抗告の提起期間は,

弁護人に同決定謄本が送達された日から

進行するものと解するのが相当である。

 

したがって,本件即時抗告の申立ては,

同法422条に定める即時抗告の提起期間内にされたものであって,

適法であり,これを不適法とした原決定には,

同法358条,422条の解釈適用を誤った違法がある

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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