本訴の提起が不法行為に当たることを理由とする反訴

(平成22年7月9日最高裁)

事件番号  平成21(受)1539

 

この裁判は、

本訴の提起が不法行為に当たることを理由とする反訴について,

本訴に係る請求原因事実と相反することとなる

本訴原告自らが行った事実を積極的に認定しながら,

本訴の提起に係る不法行為の成立を否定した

原審の判断に違法があるとされた事例です。

 

最高裁判所の見解

訴えの提起が相手方に対する違法な行為といえるのは,

当該訴訟において提訴者の主張した権利又は法律関係が事実的,

法律的根拠を欠くものである上,提訴者が,そのことを知りながら,

又は通常人であれば容易にそのことを知り得たといえるのに

あえて訴えを提起したなど,訴えの提起が裁判制度の趣旨目的に照らして

著しく相当性を欠くと認められるときに限られるものと解するのが相当である

(最高裁昭和60年(オ)第122号同63年1月26日

第三小法廷判決・民集42巻1号1頁,

最高裁平成7年(オ)第160号同11年4月22日第一小法廷判決・

裁判集民事193号85頁参照)。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

判例をわかりやすく解説コーナー


スポンサードリンク