民訴法23条1項6号にいう「前審の裁判」

(平成22年5月25日最高裁)

事件番号  平成21(オ)1727

 

この裁判では、

労働審判に対し適法な異議の申立てが

あったため訴訟に移行した場合において,

当該労働審判は民訴法23条1項6号にいう

「前審の裁判」に当たるかについて

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

民訴法23条1項6号にいう「前審の裁判」とは,

当該事件の直接又は間接の下級審の裁判を指すと解すべきであるから

(最高裁昭和28年(オ)第801号同30年3月29日

第三小法廷判決・民集9巻3号395頁,最高裁昭和34年(オ)

第59号同36年4月7日第二小法廷判決・民集15巻4号706頁参照),

労働審判に対し適法な異議の申立てがあったため

訴えの提起があったものとみなされて訴訟に移行した場合

(労働審判法22条参照)において,当該労働審判が「前審の裁判」

に当たるということはできない

(なお,当該労働審判が同号にいう「仲裁判断」

に当たらないことは明らかである。)。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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