法定刑超過による非常上告

(平成6年4月25日最高裁)

事件番号  平成6(さ)1

 

最高裁判所の見解

東京地方裁判所は、平成五年一〇月一五日、

「被告人は、酒気を帯び、呼気一リットルにつき

〇・二五ミリグラム以上のアルコールを身体に保有する状態で、

平成五年七月一一日午後四時四〇分ころ、

東京都千代田区a町b丁目c番付近道路において、

普通乗用自動車を運転したものである。」との事実を認定した上、

道路交通法一一九条一項七号の二、六五条一項、

同法施行令四四条の三その他の関係法条を適用し、

「被告人を懲役四月に処する。この裁判の確定した日から

三年間右刑の執行を猶予する。訴訟費用は被告人の負担とする。」

との判決を言い渡し、この判決は、

平成五年一〇月三〇日確定した。

 

しかし、道路交通法一一九条一項七号の二の罪の懲役刑の法定刑は、

三月以下であるから、加重事由のない本件において、

これを超過して被告人を懲役四月に処した原判決は、

法令に違反し、かつ、被告人のため不利益である。

 

よって、刑訴法四五八条一号により、原判決を破棄し、

被告事件について更に判決することとする。

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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