相殺予約に基づく相殺と差押債権者

(平成7年7月18日最高裁)

事件番号  平成3(オ)906

 

最高裁判所の見解

所論の点に関する原審の事実認定は、原判決挙示の証拠関係に照らし、

正当として是認することができる。

 

本件相殺予約の趣旨は必ずしも明確とはいえず、

その法的性質を一義的に決することには問題もなくはないが、

右相殺予約に基づきD株式会社のした相殺が、

実質的には、上告人に対する債権譲渡といえることをも

考慮すると、上告人はD株式会社が被上告人の差押え後にした

右相殺の意思表示をもって被上告人に

対抗することができないとした原審の判断は、

是認することができる。

 

原判決に所論の違法はない。

論旨は、原審の専権に属する証拠の取捨判断、

事実の認定を非難するか、又は独自の見解に立って

原判決を論難するものであって、いずれも採用することができない。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

判例をわかりやすく解説コーナー


スポンサードリンク