県知事及び県議会議長が即位礼正殿の儀に参列した行為が憲法20条3項に違反しないか

(平成16年6月28日最高裁)

事件番号  平成14(行ツ)279

 

最高裁判所の見解

原審が適法に確定した事実関係の下では,当時神奈川県知事であった

訴訟承継前の第1審被告亡D(以下「亡D」という。)及び

神奈川県議会議長であった同亡E(以下「亡E」という。)が,

憲法に日本国及び日本国民統合の象徴であると定められている

天皇の即位に祝意を表する目的で,地方公共団体の長あるいは

議会の議長の職にある者の社会的儀礼として,

三権の長,国務大臣,各地方公共団体の代表等と共に,

皇室典範24条の規定する即位の礼のうち伝統的な

皇位継承儀式である即位礼正殿の儀に参列した行為は,

その目的及び効果にかんがみ,

憲法20条3項により禁止される宗教的活動には

当たらないと解するのが相当である。

 

また,原審が適法に確定した事実関係の下では,

亡Eが,憲法に日本国及び日本国民統合の象徴であると定められている

天皇の即位に祝意を表する目的で,

地方公共団体の議会の議長の職にある者の

社会的儀礼として,三権の長,国務大臣,

各地方公共団体の代表者等と共に,即位礼に際しての

皇室の重要な伝統儀式である大嘗祭の

一部を構成する大嘗宮の儀に参列した行為は,

その目的及び効果にかんがみ,憲法20条3項により

禁止される宗教的活動には当たらないと解するのが相当である。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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