自動車保険契約の人身傷害補償条項の被保険者である被害者に過失がある場合

(平成24年5月29日最高裁)

事件番号  平成22(受)2035

 

この裁判では、

自動車保険契約の人身傷害補償条項の被保険者である

被害者に過失がある場合において上記条項に基づき

保険金を支払った保険会社による損害賠償請求権の代位取得の範囲について

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

本件約款中の人身傷害補償条項の被保険者である被害者に

交通事故の発生等につき過失がある場合において,

上記条項に基づき被保険者が被った損害に対して

保険金を支払った被上告人は,

本件代位条項にいう「保険金請求権者の権利を害さない範囲」の額として,

被害者について民法上認められるべき過失相殺前の

損害額(以下「裁判基準損害額」という。)に相当する額が

保険金請求権者に確保されるように,

上記支払った保険金の額と被害者の加害者に対する

過失相殺後の損害賠償請求権の額との合計額が

裁判基準損害額を上回るときに限り,その上回る部分に

相当する額の範囲で保険金請求権者の加害者に対する

損害賠償請求権を代位取得すると解するのが相当である

(最高裁平成21年(受)第1461号・第1462号

同24年2月20日第一小法廷判決・民集66巻2号登載予定参照)。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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