補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律違反被告事件

(平成21年11月16日最高裁)

事件番号  平成20(あ)1682

 

本件において,補助金等に係る

予算の執行の適正化に関する法律29条1項違反の罪は,

牛肉在庫緊急保管対策事業若しくは

市場隔離牛肉緊急処分事業の対象となる国産牛肉以外の牛肉又は

実在しない牛肉に係る補助金の受交付額について成立すると解されるから,

交付を受けた補助金全額について同罪の成立を認めた

第1審判決及びこれを是認した原判決は,

法令の解釈適用を誤ったものといわざるを得ない

(最高裁平成19年(あ)第1352号

同21年9月15日第二小法廷決定参照)。

 

しかしながら,上記の誤りは同罪の成否には影響を及ぼさない上,

原判決の認定判示したその余の量刑事情に照らすと,

その誤りを是正し検討しても,

原判決の宣告刑は不当であるとはいえないから,

本件につき,いまだ刑訴法411条を適用すべきものとは認められない

 

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