訴訟関係人のする刑事確定訴訟記録法に基づく保管記録の閲覧請求が許されない場合

(平成20年6月24日最高裁)

事件番号  平成20(し)30

 

この裁判では、

訴訟関係人のする刑事確定訴訟記録法に基づく

保管記録の閲覧請求が許されない場合について

裁判所が見解を示しました。

 

最高裁判所の見解

本件は,保管記録に係る刑事確定訴訟の被告人であった

申立人からの当該記録の閲覧請求であるが,

訴訟関係人のする刑事確定訴訟記録法に

基づく保管記録の閲覧請求であっても,

それが権利の濫用に当たる場合には

許されないものというべきである。

 

そして,同法6条の規定に照らすと,

関係人の名誉又は生活の平穏を害する行為をする目的でされた閲覧請求は,

権利の濫用として許されないと解するのが相当である。

 

本件保管記録に係る刑事訴訟事件の内容,申立人が

本件閲覧請求をするに至った経緯等原審の

認定した事実関係にかんがみると,

関係者の身上,経歴等プライバシーに関する部分についての閲覧請求は,

当該関係者の名誉又は生活の平穏を害する行為をする目的でされたと認められる

相当の理由があるものであるから,

権利の濫用として許されないというべきである。

 

そうすると,関係者の身上,経歴等プライバシーに関する部分について

閲覧を不許可とした保管検察官の処分を是認した原決定は相当である。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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