道路交通法91条

(平成21年3月16日最高裁)

事件番号  平成20(さ)3

 

一件記録によると,被告人は,

公安委員会の行う審査に合格するまでの間は,

運転できる普通自動車は自動三輪車及び

軽自動車(360cc以下)に限るとする

普通免許を有していた者であるところ,

上記以外の普通自動車を運転する行為については,

平成16年法律第90号による道路交通法の改正により,

平成19年6月2日をもって,これを無免許運転とみなす旨規定していた

昭和40年法律第96号附則2条4項が削られ,

無免許運転ではなく,反則行為である

道路交通法91条の免許条件違反とされるに至った。

 

したがって,被告人に対しては,同法130条により,

同法127条の通告をし,

同法128条の納付期間が経過した後でなければ

公訴を提起することができない。

 

しかるに,水戸区検察庁検察官事務取扱検察事務官は

上記の反則行為に関する処理手続を

経由しないまま公訴を提起したのであるから,

水戸簡易裁判所としては,刑訴法463条1項,338条4号により

公訴棄却の判決をすべきであったにもかかわらず,

前記公訴事実につき有罪を認定して略式命令を発付したものであって,

原略式命令は,法令に違反し,かつ,

被告人のため不利益であることは明らかである。

 

・全文はこちら(裁判所ホームページの本裁判のページ)

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